「冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会」設立趣意書

 札幌商工会議所では、平成26年9月、会員企業を対象に「冬季オリンピック・パラリンピック」の開催意義や招致の是非について調査を実施したところ、約8割の企業から「招致すべき」との回答を得ました。さらに、本調査では、冬季五輪の開催が、地域活性化の起爆剤となり、インフラ整備をはじめとした札幌のまちづくりの進化をもたらすことを期待する声が大きいことが明らかになりました。
 これを踏まえ、同年11月に当所から札幌市へ冬季五輪の招致を求める要望書を提出、その後、札幌市として正式に冬季オリンピック・パラリンピックの招致を表明したことは既にご承知の通りのことと存じます。
 現在、札幌市では、JOCへ提出する開催概要計画の検討に着手されておりますが、正式に札幌が立候補都市として国に認められるためには、市民・道民の招致機運の盛り上がりを図り、地元の熱意を伝えていくことが重要であります。
 こうしたことから、道内経済界や関係自治体、競技団体等が連携を密にし、官民一体となった機運醸成活動を展開することが不可欠であるとの認識の下、「冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会」を設立するものであります。

平成27年10月1日
設立発起人:札幌商工会議所 会頭 高向 巌